ワイヤレスPC起動デバイス

個人制作(2022)

WoLをWi-Fi環境下で実現する

 大学など家の外で作業をしていると、自宅のパソコンにしかないデータを使いたくなるときなどがあります。このようなときに役に立つのがリモートデスクトップアプリです。しかしどのアプリもホスト側のパソコンが起動している必要があります。

 パソコンを遠隔で起動する手段として Wake On LAN という仕組みが存在しますが、家庭用ルーターでは基本的に有線LAN接続されたPCのみしか対応していません。

 残念ながら間取り上、自宅PCはWi-Fiを使わざる終えないため、Wi-Fiでも遠隔起動できるIoTデバイスを自作することにしました。


マイコンをIoTデバイスに

 マイコンにはWi-Fi接続が可能なESP32を、IoT化するSDKとしてSinricProというオープンソースソフトウェアを使用しました。SinricProは専用スマホアプリを用いることで、インターネット経由で外部から信号を送信することが可能で、Wi-Fiでの接続もサポートされています。

 仕組みは非常に単純で、電磁リレーを用いてPCの電源スイッチ線を短絡させて起動するだけのシンプルな回路で構成されています。制作したデバイスは磁石をつけたケースに入れ、PCの裏側に取り付けられるようにしました。

 残念ながらスマホアプリ側にデバイスの状態を送信する機能は実装されていませんでした。そのため、PCの電源がついているのかを確認することはできません。

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