
景観街作りシミュレーター
長期開発インターン業務(2024)
実務としての開発ノウハウを学ぶ
株式会社シナスタジアにてUnityエンジニアとして5ヶ月間勤務し、地方自治体向けの景観街づくりシミュレーターの開発に携わりました。このアプリケーションは、国土交通省が配布しているPLATEAUという日本の3次元モデルを用いて、都市デザインをシミュレートすることで、直感的な都市設計をサポートします。
このプロジェクトはPMやデザイナーの方を含む7人体制で進められ、実務におけるプロジェクト管理手法やチーム開発技術を学びました。私は、街作り計画のエリアを可視化する機能やそのUIの実装を担当しました。またそれに伴う既存システムの改造やリファクタリングも行いました。


計画エリアの可視化機能
この機能は、建物の高さ制限を行うエリアのデータファイルを読み込み、3次元空間に立体的に可視化したり、編集できるようにするものです。
エリアデータは専用のソフトウェアを用いて、エリアの緯度経度情報や高さ、名前などの属性情報を設定し、GISファイル形式で保存されています。本機能は、これらのデータを読み込み、各情報を3次元空間上に可視化します。また、各エリアの名前や高さなどを編集もサポートしており、変更はリアルタイムに反映されるため、効果的な検証検討を行うことが可能です。

この機能の実装では、社内開発や外部のライブラリを複数用いました。オリジナルの実装との効率的な接続を実現するために、各ライブラリの解析を行い、改造やリファクタリング業務も担当しました。
またエリアの表現においては、よりリッチで便利な機能とするために、シェーダーグラフを用いた動的なシェーダーの開発にも挑戦しました。これにより、高さ10mおきのラインの生成機能や、発光や透明度のグラデーション表現など、美しく高級感のある機能に仕上がりました。
